内弁慶…なのか?
普段手に負えない程グズグズな機嫌ばかりなのに、外出先では静かだったり、来客中はご機嫌だったりと、いつもと違う何かを感じた時、いつもと違う息子になる。
「泣かない子ね」とか「よく寝る子ね」なんて言われると思わず全力で否定してしまう。
素直に褒められておけばいいのに、子育ての苦労を知ってもらいたいから。こんなもんじゃないよって。
来客は晴れの日。
ふと。自分も子供の頃、来客に褒められたくて関心を引きたくて、普段はやらないエレクトーンの練習や勉強を、来客時に限って率先してやったものだなと、思い出した。
他所の人と接するのは子供にとっては晴れの日(特別で改まった日)で、まだ0歳の息子でもきっと思うところがあるんだろうと思う。
息子と年子の甥は、私の知る限り常にご機嫌の穏やかな子で、甥みたいな子だったらどんなにいいか、どんなに楽か…
比べては息子の気難しさに途方に暮れていたけど、そんな中珍しく妹からこんな愚痴メールがあった。
「何やっても泣き止まなくてずっとギャーギャー泣き叫ぶ(甥)を見ながら、心の中で「(長女)と(次女)だけだったら今頃すごく楽になってるはずだったのに…」って思ってしまう。自分で産むと決めて、切迫乗り越えて生まれてきてくれたのにね。ずっと泣かれてるとなんか責められてるような気持ちになってくるし、こっちが泣きたいわ!って思ってしまう。あかん…母親として情けないね…」
そつなく仕事と3人育児をこなし、いつも的確なアドバイスをくれる妹にもこういう風に悩む日があって、いつも穏やかな甥も私の前では晴れの日だったんだ。
家族だから見せる顔がある。そして皆きっと同じ悩みを抱えてる。
そう思うと息子に少しだけ優しくなれた。
晴れの日もケの日も息子は息子。