前回は陣痛開始から入院まで。今回は出産までの話です。
ものの1時間で16分→3分間隔へ…
- 10:00 病院に電話(7分間隔)
- 10:05 陣痛タクシーに電話
- 10:15 タクシー着(4分間隔)
- 10:25 病院着(3分間隔)
- 10:30 入院手続き
- 11:00 内診(子宮口9cm、2分半間隔)
10:30に病院に到着した時点で、陣痛の間隔は3分になっていました。ここから休日で入院手続きに15分かかり、分娩室に着いたのは11時少し前。内診を受けると間隔は2分半、子宮口9cmで頭が触れるところにもう降りてると言われました。
2分半間隔の波はこんな感じ。
- 1分半全身痙攣。(いきみのがし)
- 30秒痛みが和らぐ。
- 急いで水分補給、たまに気絶。
- 1に戻る。
事の顛末を知っている今の私なら、ここからが「始まり」だと言えるのですが、この時は子宮口全開になったら勢いよくいきんで即終了と思い込んでいたので、この進みならあと1時間しないうちに産後だわと、痛みの中妙に楽観視しておりました。
何故この様な思い込みをしていたかというと、周りの体験談がそうだったから。
子宮口全開までの陣痛が1日かかったり、凄い人は32時間かかったりしているものの、全開になったら3回いきんで産まれたとか、そういう体験しか聞いてこなかったので、子宮口全開までが真の苦行で出産自体は大したことない筈(陣痛を耐える事に比べたら)と思っていました。
思い返すと楽観視を通り越して、ただのアホです。
陣痛開始から2時間強で子宮口全開。
- 11:30 子宮口全開 1分半間隔。
- 11:35 体勢を整えお産開始。
子宮口が全開になり、いきみが解禁されたので、体勢をセットしお産を開始。
波が来るたび渾身の力で捻り出そうとするも、一向に破水や頭の位置の変化がなく、時間と共に疲労と焦りと不安が増えていきました。
陣痛間隔1分で、手が届くところに降りて来ているにも関わらず膠着し、ここから事態が進展するのに6時間かかりました。6時間だと分かるのは母子手帳の記録を見たからで、私自身の記憶は非常に曖昧です。永遠に感じられる生き地獄でした。
いくら足掻いても破水もせず進行もせず、何度か気を失った様です。収縮する産道内で身動きが取れずに、潰されて何時間も過ごした息子にとっても生き地獄だったと思います。
次回は立会い出産、アクティブバースについて。