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生後43日目 授乳に抵抗感と嫌悪感。

頑張れと言われる程、息苦しく辛くなった。

産後うつが判明する前の話です。

産後二週間経っても伸び悩む母乳量から、もっと授乳を頑張ってと言われた辺りから、授乳の時間が一層苦痛になっていきました。

そもそも授乳という行為が生理的に受け付けなかったので、最初から辛かった。

乳首を負傷してからは、更に苦痛になり常に悪態をつき、泣きながら授乳していました。

母子の心温まるコミュニケーションと感じた事はなく、ただただ苦痛な時間で、痛む乳首を貪る様に咥えている息子を見ると嫌悪感しか湧きませんでした。

でも我慢して耐えて頑張っている。それでももっと頑張ってと言われる。

そして需要に対して追いつかないから、足りないと泣かれ続ける。

常に責められている様に感じていました。

泣きながら悪態をついて授乳している様を見ていた夫に何度「そんなん(嫌々)なら辞めれば?」と言われたか分かりません、それでも「じゃあ辞める」とは言えませんでした。

母親なら当然の事。

自分にとって苦痛にしか感じない行為でも、子供のためならやらなきゃいけない。

おかあさんってそういう職業なんだ、私がおかあさんになり切れていないだけなんだ。

そういう風にしか思えませんでした。

自分が幼少時身体が弱かったせいもあり免疫が得られるという言葉に固執していたのもあります。

嫌でも子供の為なら辞めれない、そもそも嫌だと思う自分が異常だとどんどん追い込まれていきました。

産まれたばかりの息子が乳を吸うだけで忌まわしく思うなんて、私には母性がないのか。頭がおかしいのか。と毎日自問する、底の見えない闇に転がり落ちる様な日々でした。

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