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生後119日目 乳児傷害致死事件に思うこと。※閲覧注意

山形県で痛ましい事件が起きました。

以下私的感情が炸裂しています。怒りや不快に感じる方は閲覧を控えてください。

◇山形・米沢署 ごみ箱に閉じ込めた23歳父と17歳母逮捕  致死容疑:「泣き声うるさく」生後16日長女死なせる

   生後16日の長女をごみ箱に閉じ込めて死なせたとして、山形県警米沢署は29日、同県米沢市の無職、鈴木好美容疑者(23)と妻(17)を傷害致死容疑で逮捕した。2人は「ゲームがしたかった。泣き声がうるさかった」と話し、容疑を認めているという。

容疑は5月7日午後10時ごろ〜同11時半ごろ、両容疑者は当時住んでいた同市の住宅の寝室で、長女美蒼(みそら)ちゃんを高さ20センチ、外径20センチのプラスチック製ごみ箱の中に押し込め、さらに別のゴミ箱を逆さにかぶせて閉じ込めたままにし、窒息死させたとしている。

この事件を知った時、言葉が出ませんでした。

非難からではなく、とても他人事とは思えなかった…

容疑者夫妻を擁護する訳ではありません。

ですが、泣き声に急き立てられ責任ばかりの日々が、息苦しくて辛い…。

【赤ちゃんは泣くのが仕事】と念仏の様に唱えながら世話をした日々。

泣き声に耐えきれなくて、防音イヤーマフを装着しながら世話をする日々。

様々な育児グッズを、すがる思いで購入して試した日々。

何をやっても泣き止まず、殺意を抱いてしまった日。

そんな自分に嫌気がさし、死んでしまいたいと思って泣いた日。

全て昨日の事の様に、鮮明に覚えています。

何故なら今も大差ない日々を送っているから。

 

子育てが本当に辛いと誰か教えてくれましたか?

育児がそんなに辛いなら、産まなきゃいいじゃない。

私は育児がこんなに辛いなんて知らなかった。だから産むまでは、自分も出来る筈と信じて疑いませんでした。

だから産んでからのギャップが苦しいし、精神的余裕がないから子供に愛を注ぐことも出来ない。それを母性が欠落していると自分を責める日が延々と続きました。

子供に罪がないのは分かっています。泣く事しか出来ずに産まれてくることも。

子供が産まれてくる場所や親を選べないということも。

人に託す罪悪感。逃げ道の必要性。

子供を人に託す=捨てるという図式がある限り、自分で抱えるしかありません。

結局、誰にも託せず、子供と四六時中一緒で冷静になれる日々がないから、こういう事が起こってしまう様に思えます。

育児に限界を感じてしまった親が、子供を託すという事がもっと一般的で、罪悪感を抱かずに済む世の中になってくれれば…。

託され、亡くさずに済む命は確実にあると思います。

逃げ道が必要な親もいます。

子を他人に託すのは、親として無責任でしょうか?

命を奪うことより罪でしょうか?

人には様々な適性があります、親になるにもきっと適性があり、それが本当に備わっているか、いないかは、子供を実際に持つまでわかりません。

適性のない者は産むなという正論に反論の余地はないですが…

産んでから適性が無い事に気がついた人は、どうしたらいいのですか?

命を奪う位なら、私は託したい。

私自身、鬱の悪化で乳児院に預けて入院を勧められたものの、主人や周りの反対があって、踏み切る事が出来ませんでした。

それが良い事なのか悪い事なのか、私にはわかりません。

子を抱く喜びもあるけど、毎日息苦しく、毎日死を考えます。

親になるべきじゃなかった?そんなのわからなかった。

託さずに守りきる自信はありません。

一線を越えていないだけで、私も同じ側の人間なんだろうと思います。

親になってごめんなさい。

美蒼ちゃんのご冥福を祈って…。

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